私が今まであまりプロレスに触れてこなかった理由とサッカーに触れるのを止める理由

 実の所、はてなに戻ってきた理由の一つがプロレスについて語りたいというものだったりします。

 元々私は幼少の頃にゴールデンタイムで放送されていたプロレス中継を見た記憶がおぼろげにありつつ、本格的にプロレスに触れ出したのが新日本プロレスTEAM 2000が誕生した頃くらいからで、以降テレビ中継と雑誌でプロレスに触れてきた所謂在宅系ファンです。周りにプロレスを見てる人も居なく、プロレスファンに触れられるのは専らネット上のみという環境にずっと居ました。

 そこで触れてきたネット上のプロレスファンコミュニティは常に物凄く殺伐しているというか荒れている場所だったんですね。2ちゃんねるのプロレス板(正式名称は忘れた)どころか個人系情報サイト・ブログですら今あるプロレスへの不平不満が平気で載ってるような感じでした。勿論私がプロレスに触れてきた2000年代がプロレスメジャー3団体(新日本プロレス全日本プロレスプロレスリング・ノア)がそれぞれ浮き沈みをしながらプロレス業界全体が下降線を辿っていった時代というのも大きいのだと思います。特に前半は総合格闘技ブームへの対抗みたいなものもあってファンも含めた業界全体が疲弊していった感じは有りましたし。

 総合格闘技と比べて今のプロレスを批判貶す、昭和や90年代のプロレスと今のプロレスを比べて批判貶す、自分の気に入らない今のプロレスを行っている選手や団体を批判貶す、さらには自分の見ている団体のライバル団体やそのファンを侮辱挑発するような行為、そう言ったものが少なくとも私の観測範囲では横行していたのがネット上のプロレスファンコミュニティでした。*1 

 私自身が他人の楽しさを共有することでそのコンテンツを寄り楽しむタイプの人間なんで、そういう状態だと逆に他人の不平不満を共有することで楽しみが減る形になるんですね。まあ他人に影響されるなよと言われたらそれまでですが、ともかくそういうわけでプロレスに対する楽しいという気持ちを維持する為にも極力テレビ中継や雑誌、それに団体公式サイトの試合結果くらいしか見ずにプロレスを楽しむと言うことを自分の中で完結させてほぼ表に出さずネット上のプロレスファンコミュニティに参加するという事もなかったわけです。

 ただ最近になってプロレスをポジティブに楽しむ姿を前面に押し出すプロレスブログやサイトが出て来たように感じるんですよね。そんな基本今あるプロレスを楽しんでる人達*2を見ると自然とこちらのプロレスに対する楽しさも高まってくるわけです*3。そして高まってきた楽しさというのは表に出したくなるもの。何よりプロレスって語りたくなるものですしね。

 というわけでこれからはこのブログでプロレスのことを何かと語っていきたいと思います。今見てるのが基本新日本プロレスのみなので新日中心になるとは思いますが。

 そしておまけのタイトル回収。

 サッカーに関してはプロレスとは真逆の話ですね。サッカーというかJリーグが1年単位で争われて優勝の他に昇格や降格もあるという割りとシビアなコンテンツであることもあってネット上のサッカーファン(というかサポーター)コミュニティはことあるごとに揉め事が起き、ライバルクラブ同士のサポーター間は言うに及ばず自分と同じクラブを応援しているサポーターですらそのクラブに牙を剥くような至る所で殺伐とした光景が繰り広げられる場所になっている、そんな印象があります。

 自分の応援しているクラブが負けるというのはかなり哀しくてしんどいことで、負けが込んで成績が悪くなれば次の試合までの一週間丸々引きずってしまうことになるほどのもの。そこにサポーターコミュニティの殺伐とした空気が加われば命に別状はない致命傷を負うくらいの本当にしんどい辛さが生まれるんですよね……

 特にうちの応援しているクラブはここ数年成績の浮き沈みが激しく、去年の成績がかなりアレな感じになってしまったのもあって、Twitter上で監督の名前をもろに出して死ねとか言ったり、そんな罵倒をTwitterのアカウント名にしたりする馬鹿も出るくらいに荒れておりまして……

 そういう空気もあって本当にしんどくなってきたので、今年はネット上のサッカーコミュニティから距離を置き、公式の試合情報以外には極力触れないようにして、また自分からもTwitterなどで言及することも止めて、一人自分の中でサッカーを見る喜びと悲しみを消化していこうかなと思っています。

おしまい

*1:今にして思えばこれは完全に漫画・アニメ・ゲームオタク界隈でよく見かける「自分が嗜んでいたコンテンツが気に入らなくなった後でも批判やアンチ活動で関わり続けようとする厄介系オタク」とか「自分の好む作品と競合関係にある作品を貶したがるちょっとアレなオタク」そのものですね。

*2:まあ不平不満を書かないというわけではないけれども昔よりはかなり穏当な感じになってる場合が多い。

*3:ちなみにそれらのブログはスマホGoogle先生がサジェストしてきたものをなんとなく読んだ結果発見出来たものです。ありがとう、Google先生……